当院の院長は歯科医師になって以来、20年以上(※)にわたって数多くの入れ歯治療を手掛けてきました。
よく噛め、痛みが少なく、外れにくい入れ歯を作るには、治療過程での「精密な型取り」や「口腔機能の分析」が必要です。しかし、これらの技術を習得するには豊富な経験が不可欠であり、すべての歯科医師が対応できるわけではありません。
その点院長なら、多くの治療経験を積んでいます。そのため、「噛みやすく」「痛みが出にくい」「外れにくい」入れ歯を作る技術があり、患者さまにご納得いただける入れ歯製作が可能です。
痛い、噛めない、外れるなど入れ歯に関するお悩みがありましたら、経験豊富な歯科医師が治療を担当する当院にお任せください。
※2020年現在
患者さまに合うと思われる入れ歯を作ったにもかかわらず、噛めなかったり、飲み込みづらかったり、あるいは上手に発音できなかったり…。これまでの入れ歯治療では、こういったご不満をお持ちになる方もおられました。
こうした課題をクリアするため当院の院長は、入れ歯についての知識・技術をさらに探求しました。その中で、入れ歯治療において著名な阿部 晴彦先生の勉強会へ参加する機会に恵まれたのです。そこで出会ったのが「SHILLA SYSTEM(シンラシステム)」と呼ばれる方法で製作する入れ歯です。
SHILLA SYSTEMを用いた入れ歯は、人間の身体の構造医学にもとづいて作られるため、患者さまのお口に、よりフィットするのが特徴。その仕組みに感銘を受けた院長は、東京で1年かけて講習を受け、知識と技術を吸収しました。現在では、学び得た知見を活用し、東京でも10年以上治療を行い、よりいっそう入れ歯治療に注力。今もなお、技術を高めるため研鑽を積んでいます。
「現在のお口の状態」について徹底した検査を行うこと。当院の入れ歯治療は、ここから始まります。この「お口の状態」とは、あごの関節や筋肉、噛み合わせ、そしてお顔の様子を指します。具体的な検査内容は、以下の通りです。
例えば体幹検査では、「左右の肩のどちらが下がっているか」「骨盤の位置」などについて調べます。それにより、お体の左右バランスの差やゆがみなどが判明します。また症例に応じてMRI撮影を実施。これにより、「あごの関節の状態と、その位置」「運動状態」「関節の異常」などを知ることが可能です。
このように、さまざまな検査を実施することで現在のお口の状態を把握し、入れ歯が合わない原因を探ることができます。そして検査で得られた情報を活かすことで、患者さま一人ひとりのお口に合った入れ歯治療をスタートすることが可能になるのです。
噛みやすい入れ歯を作るポイントは、天然の歯があった頃のあごの位置や噛み合わせを、できるかぎり再現することにあります。その噛み合わせの位置を正確に把握するため当院が行っているのが、「ゴシックアーチ検査」です。
この検査では、上下のあごの位置関係や、下あごの動きを綿密に調べます。噛み合わせる際のあごの動きを時間をかけて分析し、入れ歯の噛み合わせに反映させます。こうして作られた入れ歯は、お口に入れた時の違和感が少なく、噛む感覚が格段に良くなりやすいのが特徴です。
ほかにも、噛み合わせの位置を正確に把握するための検査として「顔面計測」も行っております。これは、「目から唇までの長さ」と「鼻の下からあごの先の長さ」を測るものであり、このデータを基準にすることで、噛み合わせの高さをより適切に決めやすくなります。
顔面計測の結果と、患者さまにお持ちいただいたお写真から読み取れる若い頃の口元の状態を参考に、噛み合わせの分析・微調整を実施。歯が揃っていた時の噛み合わせの高さの再現を目指します。噛み合わせの高さは、噛む力を発揮するために重要なものです。これを丁寧に調整していけば、しっかりと噛めるようになる上に、お顔も若々しく見えやすくなります。
このように私どもでは噛み合わせの検査をしっかりと行い、違和感の少ない入れ歯をご提供しております。
すでに入れ歯を使われている方の中には、「痛い」「噛めない」「外れる」などのお悩みを抱えられている方が少なくありません。ではなぜ、作った時はお口に合っていたはずの入れ歯が、そのような状態になってしまうのでしょうか。その主な理由には、以下のことが挙げられます。
これらをふまえると、痛みが出にくく噛みやすい、そして外れにくい入れ歯を作るには、以下のポイントを押さえることが望ましいと言えます。
しかしこうした理想的な入れ歯製作を実現するには、日常的に行っているお口の動きを、時間をかけて記録しなければなりません。「噛み合わせる時のあごの動き」や「食べ物を飲み込む時の唇や頬(ほお)の筋肉の動き」、「舌の動き」「歯ぎしりをした時の動き」などが挙げられます。患者さまがふだんどのようにお口を動かしているかを、しっかりと把握することが必要なのです。さらには、どんな時にどのような位置で歯が噛み合い、筋肉がどう動くのかを記録・分析することも重要です。
時間や手間がかかる工程になりますが、当院ではこれらの記録を一つひとつ丁寧に実施し、より良い入れ歯のご提供を目指しております。
入れ歯を入れた状態でお食事をより楽しんでいただけるよう、当院では舌の機能についてもサポートしております。
まず、入れ歯製作に先駆けて「舌圧(ぜつあつ)検査」を実施。入れ歯をお口に入れた後、しっかりお食事を摂れるかどうかを確認します。舌の機能は、食べもの・飲みものを飲み込む機能「摂食嚥下(せっしょくえんげ)」と密接な関係があるからです。
検査の結果、必要だと判断した方には摂食嚥下機能の訓練を行い、きちんと食べもの・飲みものを飲み込めるよう改善を目指します。
私どもの入れ歯に対するこだわりは、「お口」だけに留まりません。患者さまが歩いている姿や座っている時のご様子、立つ時の姿勢といった基本的な動作を拝見し、入れ歯治療に反映させております。患者さまの動作を入れ歯治療の参考にしている理由は、噛み合わせをしっかり整えることで、全身の骨格にも良い影響を与えたいと考えているからです。
噛み合わせやあごの関節の動きは、全身の骨格に影響を及ぼすことがわかっています。噛み合わせが悪いと、全身の骨格がゆがみやすくなるのです。また骨と筋肉、神経は連動しているため、片頭痛や肩こり、腰痛、手足のしびれなどにもつながりやすいと言えます。つまり、「噛む」というあごの関節の機能や噛み合わせを正すことは、立ったり歩いたりするなど人間の基本的な動作を支えることになるのです。
全身の動作を反映させる、当院の入れ歯治療。その背景には「患者さまの全身の骨格や、あごの関節の動きを、入れ歯の噛み合わせと調和させる」という私どものモットーがあります。
実際にお口に入れた後のことまで考えて製作した入れ歯は、噛みやすさや外れにくさなどについて、きっと患者さまに喜んでいただけるものになるはずです。当院ではその理想を叶えるべく、噛み合わせの綿密な検査や分析、お口の環境づくり、全身の骨格にまでこだわって入れ歯治療に取り組んでおります。
「痛い」「噛めない」など患者さまが入れ歯にご不満をお持ちの場合、お口の筋肉の使い方や噛み方が正しい状態でないことがほとんどです。この状態で新しい入れ歯をお作りしても、これまでの入れ歯のご不満を解消することはできません。
たとえ新しい入れ歯製作に高額な費用をかけたとしても、口腔機能が整っていなければ、入れ歯に体が慣れず違和感や痛みの原因になりやすいのです。そのため新しい入れ歯を装着する際には、お口の筋肉や舌がその入れ歯を受け入れられる状態になっていることが重要です。
そこで私どもでは、新しい入れ歯をお作りする前に、「治療用義歯」を用いてお口の中や粘膜の状態を整えていきます。治療用義歯とは、お口の筋肉や舌、あごの関節が正しく機能する状態を作り出すための入れ歯です。おおよそ半年くらいの期間ご利用いただくことでお口の中の環境が整い、新しい入れ歯を装着した時に痛みや違和感が生じにくくなります。
前述の通り、入れ歯を新しくしても噛み合わせや筋肉のバランスが整っていなければ、患者さまが本来持っている噛む力や飲み込む力は発揮されません。そこで当院では、治療用義歯を使ってお口のリハビリを行っております。
このリハビリは足や手のリハビリと同じように、ふだん使っていない筋肉や関節を動かすことになりますので、決して楽ではありません。一時的に噛みにくい時期があったり、痛みが発生したりすることもあります。しかしこのリハビリが、噛みやすく、お口の中で安定する入れ歯の製作につながるのです。
半年ほどかけてリハビリを行うなかで、患者さまご自身も気づかないようなお口の癖や、あごの動かし方の癖なども把握できます。それを入れ歯づくりに活かすと、噛む・飲み込むといった機能を十分に発揮することが可能になるのです。
入れ歯は、患者さまのお口の状態によって一人ひとりふさわしい形態が異なります。つまり、一つとして同じものはできないのが入れ歯治療の特徴です。
例えば、「歯が残っているかいないか」「残っている場合、何本あるか。場所はどこか」などによっても入れ歯の形態は変わります。さらに「入れ歯を支える歯ぐきの厚みや弾力」や「あごの骨の量」によっても、適切な大きさや厚みは異なってきます。
それに加え、患者さまのご要望やお悩みは、人それぞれです。「硬いものが噛めない」「喋ったり食事をしたりすると外れやすい」「人前で話す時に目立つのが嫌だ」「入れ歯は欲しいけど、お金はあまりかけたくない」…など、さまざまな思いがあるでしょう。
一見似たような症例に見えても、患者さまにとって本当に使いやすい入れ歯は、一人ひとり違うものなのです。つまり100人の方がいれば、100通りの入れ歯製作が必要になります。
ですから私どもでは、例え似た症例であっても、決して画一的な治療は行いません。患者さま一人ひとりに合わせて一から設計するフルオーダーメイドの入れ歯を、こだわりを持ってお作りしております。
初診時には、患者さまにどんな入れ歯が合うのかを確認するために、カウンセリングにて院長が以下のことを伺います。
入れ歯治療は、患者さまとの信頼関係がなければ成功しません。患者さまの趣味や好きなこと、性格といった多くのことを知らなければ、良い入れ歯を作ることはできないのです。
そこで当院では治療を開始する前だけでなく、治療が始まってからも患者さまとたくさんお話しします。治療の過程で入れ歯の装着感などを細かくヒアリングし、一人ひとりに合わせた入れ歯製作を進めているのです。
「現在どのようなことでお悩みなのか」「どんな入れ歯をご希望なのか」など、問診票を確認しながら丁寧に聞き取りを実施。そうして現在のお口の状況はもちろん、将来の状態までも考慮した入れ歯をご提案しております。
治療の過程では、大変なこともあるかもしれません。しかしそれを一緒に乗り越えた先で、患者さまに本当に合った入れ歯が完成します。
「今まで食べられなかったものが、食べられるようになった」「入れ歯を入れているのがわからないくらい一体感を得られた」など、喜ばれる方がたくさんいらっしゃいます。さらに「顔が若々しくなった」「肩こりや腰痛がなくなった」など、全身の健康に良い影響が出たケースも少なくありません。
ご自身のお口に合う入れ歯をしっかりと作ると、治療後は3~4か月に1回程度の通院で済みます。またその際は、噛み合わせの簡単な調整や、あごの筋肉の状態を確認するのみ。入れ歯の完成後に心身の負担が少ないのは、患者さまと歯科医院がしっかりと協力しながら治療を進められたことの証でもあると言えます。
病気をみるのではなく人をみて、患者さまの心に寄り添い、心のケアにも気を配りながら、お口のお悩みを解決し、ご満足いただける入れ歯をご提供する。私どもではこれを常に心掛け、日々の治療に取り組んでおります。
入れ歯や歯のつめもの・かぶせものは、歯科技工士と呼ばれる専門家が歯科技工所で製作します。技工士や技工所にはそれぞれ得意分野があり、入れ歯が得意なところもあれば、つめもの・かぶせものに力を入れているところもあります。
そこで当院では入れ歯製作が得意であり、なおかつ知識・技術の豊富な歯科技工士に製作を依頼。患者さまにご満足いただける入れ歯のご提供を目指しております。場合によっては歯科技工士を医院に呼び、治療に立ち会ってもらうこともあります。
歯科技工士は、型取りをして患者さまのお口の中を再現した模型を元に入れ歯を作ります。そのため通常は、技工士が患者さまのお口の中を直接見ることはありません。しかし模型だけでは、頬や唇、お口の内側の粘膜の状態までをきちんと把握できないため、お口にぴったり合う、よく噛める入れ歯が作れないケースも生じてしまいます。
そこで私どもでは、症例に応じて技工士が治療に立ち会い、直接患者さまのお口の中を確認するようにしております。そうすることで、頬や唇、お口の内側の粘膜の状態を考慮した入れ歯を作れるからです。また、技工士が直接患者さまからのご希望を伺えるため、よりご満足いただける入れ歯製作が実現するといったメリットもあります。
歯科技工士は、歯科医師と並ぶもう一人の「入れ歯の専門家」です。当院では噛みやすく快適な入れ歯をお作りするため、確かな技術力を持つ技工所と提携し、必要に応じて技工士による治療への立ち会いを行っているのです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | △ | × |
午後 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | × |
午前:9:00~12:30
午後:14:30~19:30
△:9:00~13:00
休診日:日曜・祝日
※現在水曜は休診となっておりますが、12月より午前のみ診療を再開いたします。